studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

飛騨高山で地元を知る

先週の金曜日から3日間環境文化論のスクーリングに行って来た。
この中でエネルギッシュな4人の講師の先生方の話を聞く内に、もはやくよくよしていられないと感じた。
その中でも(財)日本自然保護協会の参与をしておられる小野木三郎先生(通称さぶちゃん)の話がパワフルで楽しく心に響いたんだけどその中でのお話の一部にレイチェル・カーソンの遺言とも言える「センス・オブ・ワンダー」(上遠恵子略、新潮社)の本から知ることよりも感じることの重要さが説かれているのだというお話しをしてくれた。

この本読んだことあるんだけど心の何処かに忘れてきたしまった様な自然のなかでの気付きの話で溢れていた。

人工的で受動な室内遊びや都市公園、遊園地に比べ、屋外の「原っぱ」や「雑木林」は多種多様な自然素材に富んでいる。
その本の中で「地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることは決してないでしょう。地球の美しさについて深く思いを巡らせている人は生命の終わりの瞬間まで生き生きとした精神力を保ち続けることができるでしょう」と書かれている。

その本の通り先生は70歳近いけどすこぶる元気、夜またお話を聞いた熊狩りの先生(ツキノワグマ4000頭捕獲)も同年齢だったけど雪山の中でも絶対生きるというすべを知っていてエネルギーに満ち溢れていたのだ。
熊狩りはちと無理だけど
森や山の中に・・・行き詰まった時はいくのだ。
それが一番元気になれること!と解った。