p1**[本の中から]
原研也氏のデザインのデザイン
デザインを言葉にすることはもうひとつのデザインである。
彼を知ったのは2001年頃「リ・デザイン−日常の21世紀」という言葉からだった。そして無印良品を世に出した人といえば知らない人はいない。
みなが一度は疑問に思うアートとデザインの境目のこたえも明確に記されている。
彼は白にこだわるデザイナーだ。
この本も白に黒字。中を開くと品質の良いあぶらとり紙と和紙が介在し自らの色で染めてくれと言わんばかりのまばゆさに見える。
中の写真も文章も芸術本の様な美しさでデザインから感覚が刺激されていくのがわかる一冊でした。