studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

10宅論(10人十色)

現場日記更新しました。
工事中 ∇ナブラノニワ ろじろじのいえ

昨日、新しい方が事務所にお越し下さり設計事務所との家づくりの進め方などをお話しました。
毎度思うことですが漠然としているイメージを共有していく資料が少なく申し訳ない気持ち..
今までもそうでしたけど完成現場の写真整備とか解りやすい資料づくりなど
進めて行かなければと思います。


クリスマスという家族で過ごす貴重な時間に、ありがとうございました。

思いがけない本、隈研吾の「10宅論」これはまさしく愉快な本。
今から26年も前に書かれているので時代を感じる様式もありますが充分に現代にも使える。
住宅を取得する傾向、例えばクラブ派、ハビタ派、アーキテクト派、住宅展示場派など10種類の人間が何故、その住宅を選んだのか消費の裏側にある性格と求める方向性を観察し描いた本。

ハビタ派ってやや時代を感じる言葉=今で言えば無印良品派とでも言うのかもしれない。
謎の白いクロス信仰、そして清里ペンション派=今で言えば南フランス風派がロマンティックの対角にある感じの「町の工務店」を何故選んでしまうのか?必然的にそうなりうるという謎の部分が解明されていて爆笑です。

趣味の異なる方向への理解を深める為の真理が解明されているので住宅のお仕事をしている人にはお奨めの一冊です。