studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

高揚感

家に無くてはならないのが庭。そして人は木を植える時、何故これほどわくわくするんでしょうか。
庭師の三楽さん、今朝はわくわくして三時に目が覚めてしまったそうですが、木は建物と生きていく、その場所に根を下ろし長く歴史を見守っていくもの、その高揚感の程度は違うものの、私達も同じです。
家は樹木が植えられて(例え一本でも)漸く完成形に一歩近くなり、設計をした最初のイメージと重なっていくもの、家と庭の関係性が無くして建築が完成する事はない、と植栽によって表情が変わった建物を眺める都度、再認識します。足元が固まり緑が入る事で視覚的効果だけでなく、室内環境にも大きく影響するのです。周辺環境を連続させる為にも是非木を植えましょう。


午後は松本から蓼科へ引渡しより一年、「蓼科の家」の点検に行くと不思議な形の庭木が一本ありました。これはこれでこの地と関係性がある事で存在するもの、黒壁塗の蓼科の家も少し柔らかくなりました。


茅野から松本へ「∇ナブラノニワ」の上棟現場


その後再び「うちにわ そとにわ」へ行った後長野市
「ボンクラゼミナール」AD(アートデレクター)さんのお話は他業種から刺激ある視点、場所も雰囲気も楽しかったです。
さて明日は早起きでいよいよ上棟式です!