studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

アートトリエンナーレ

さすがの松本でも今日はエアコンの無い部屋にいると汗がじわーとしたたり落ちてきました。
本当に暑い1日だった。雨は・・降らないのか。夕立があっても良いだろうに、ここ数年気持ちの良い浄化作用のような夕立には滅多にお目にかかっていないような気がするのだ。

私たちは明後日から新潟県十日町地域で行われる大地の芸術祭に行ってきま〜す。
別名、越後妻有アートトリエンナーレと呼ばれるこのイベントは3年に一度里山や空き家の中、町の通りなどあらゆる所に330点ものアート作品が作り出されるのだ。

http://www.echigo-tsumari.jp/

私は3年前に行った際の空間体験がとても刺激的かつ印象的で町のお年寄りも若者も皆一つのイベントに向かって取り組んでいることにひどく感激した。そーかやっぱりアートには力があるんだなあと・・その後の私の行動の指針になったりしている。いつかここに滞在して「空き家プロジェクト」やってみたい!

何しろ閑散としている昭和中頃風のレトロな商店街が草間弥生ショップになってたのにはびっくり・・外も中もそりゃあ水玉だらけで・・水玉にはパワーが・・ある。無言のパワーが。

そう、そう最近松本市のお隣の塩尻市の商店街を真剣に歩いたりしているんだけど時代の隆盛とともに下火になってしまった商店街などにははや活性化?不可能!という絶望感がふつふつと沸き上がっているのだ。
交通網の変化、流通の変化なんかでそれはそれは酷く寂れて絶望的な場所になっているのは仕方ないのかもしれないけど何かを作り出すためにはやっぱり町の人たちの意識が変わらないと厳しいって当たり前のことを当たり前に悩んだりしている。

ともあれ越後では震災の後、いろいろな形で築かれた繋がりとか強さとかを受け止めて感じることが出来るんじゃないかなあと期待しつつ行ってきま〜す。