studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

昨日行った松本神社祭りは例祭というお祭りで7月10日(月) 〜7月11日(火)に行われました。夜は花火が打ち上げられている音がして激しく重なり合う音の振動にいよいよ耐え切れずにえーいと二階に駆け上ったのですが残念ながら間に合いませんでした。悲しげにしろーい煙だけ見えました。
松本神社は松本城 の藩主となった戸田氏の氏神さまです。ここには戸田家ゆかりの5人を祀ってあることからかつて「五 社」と呼ばれていたそうです。

信州ではお祭りの時に、御幣(白い半紙を切ったもの)を垂らした縄を張り巡らせる習慣がありますがこういう習慣が当たり前だと思っていましたが県外から来た友らの(なんで町中縄だらけなの?!と言われ)という声を聞き驚きました。この習慣は広く様々な地域に根付いていてこの縄張りは神聖な場所の境界を示すものらしいのですが本当のところはどうなんでしょうか?

ところで暫くぶりで逢った東京の友人が最近中沢新一さん崇拝者になっていてアースダイバーという本を読ませてくれました。テレビで流行っているんですかね?タモリさんとか糸井さんていう名前も良く出てきましたが・・なんだか中沢さんの多摩美での講義は凄い倍率でちなみに50人/3000人というのです。彼女はなんと奇跡的に当選したそうで益々はまって行く様子でした。
正直なところ学問的に?あまり良く理解できませんでしたがその話の中で言っていた東京が岬だった場所が多いっていうのは納得できます。でも驚いたことにこの松本でも蟻ヶ崎とか塩竃神社などかつて海だった記憶を語る地名が多くありかつて海だった証拠も残っています。あっこれ余談です。

縄は電柱かもしくは街路樹に巡らされています。街路樹と言えば松本市役所前のカツラの樹木が去年の秋チェンソーで哀れにも丸裸にされていくのを見ました。
最近日本人の感覚で落ち葉で家の前が汚れるのを嫌うことも最近増えているらしいのですが東京に行ってのびのびと茂った街路樹を見て街の様子が違って見えるとつくづく感じました。
大きな樹木の葉はそれだけで看板や電柱などを隠し景観を心地よく感じさせてくれます。

実は松本市の街路樹は多彩で大名町のシナの木や松本駅前からあがたの森にむかうカツラ、浅間のコブシやハルニエなどはとても魅力的です。私たちは今もう少し街路樹に目をむけてみてもいいのかもしれませんね。