田おこし
脱穀も終わると、信州ではそろそろ冬の準備に入る。
近くの丘陵地にある雑木林に熊の目撃情報があり最近小学生は熊よけの鈴をランドセルに付けている。京都に行くと色取りどりのランドセルの子供に良く出合うので観察してみると人気なのは少し深いピンクなのかなあと思っていたが田舎の小学生は今も殆ど昔と変わらない真っ赤なランドセルが圧倒的に多い。
トラクターで来年も良いお米が出来るように田をおこしておく。来年の3月にワラを巻き再びおこすまでこれで田での仕事は終了だ。
今の季節は畑には大根と菜っぱ(野沢菜)が青々してきている。
これは厳しい冬の間、信州のお茶の間のお茶の友になる漬け物作りの為に植えたものだ。12月になるとどこの家でも菜っぱを洗い大きな樽に漬け物を作る。
各家庭で微妙に違う味つけになり、近所でお茶のみ話の話題になる。
野沢菜漬けは家では代々男の仕事だった・・・が今年は私も挑戦するつもりで今から勉強だ。