studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

∇ナブラノニワ屋根施工

松本市で施工中の現場で屋根施工が終わりました。
ナナメ!

日曜日は伊那で「まわるコートハウス」4月着工予定のうちあわせ。
今年の忙しさも一息ついて
研修や趣味などに時間を割いていました。

でも最近また新しい計画が動き出しそう!様々なわくわく感に溢れてきました。


長野県では県産材を住宅に使うように補助金制度や木の家マイスター制度、こうした認定制度で研修会を行うなど、県をあげて熱心に取り組んでいますが広い視野で眺めると県産材もですけど、まずは国産材を使う事が大切な事なんですよね。

木材の国内需給率は26%と、ここ数年停滞しています。一方で輸入量は需要によって増えたり減ったりで、主にアメリカ、マレーシア、インドネシア、ロシア、オーストラリアなどから輸入しています。

近年中国で水害が増え森林伐採を禁止している為に代替でロシア産が増えている様ですがそれも人類にとって大切な資源であり日本には森林がこんなにあるのに輸入量が多い事を海外から批判の声があがっています。だから2009年に農林水産省は「森林、林業再生プラン」を発表、それによれば2020年までに木材自給率50%を日本は目指すとしています。


輸入された木は丸太や製材した柱や板、木材パルプ、チップなどのかたちで日本に入ってきます。

大量に使う木材、紙などのリサイクル率をあげるように心がける一方で使用する側は何処の森で生産された材料なのか?見極めていく事が大切だと感じています。

また今、「信州の森でつくる家」が商品化され全国展開されたという動きもあり長野県の県の担当(本当に行商人のように)の熱心な活動が実を結びつつあり、これも全国に広がる事を願う一方で、また私たちも地道に一棟一棟に日本の木を使って住宅を創って行きたいものです。