studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

講習会から


開智学校を建てた立石清重(せいじゅう)さんは歴史を彩った松本の棟梁。偉大な人物です。
松本市文書館で開催された講座は年配の方々を中心に毎回かなりの盛況ぶり、それも小松先生のお話がとても楽しいからだと解りました。
開智学校が建てられたのは明治9年、当時は現在の場所ではなく女鳥羽川沿いにあり、一頃は1.800名以上の生徒が通った七間×三十三間もあるL型の校舎だったそうです。立石さんがこの工事にあたり胸に秘めた思いは息子さんが突然亡くなった事も重なり学校建築へ向けた大きな力となり実を結び、様々な偶然と出来事が願いとなって籠められている事を知りました。

今朝、無事にご近所の趣味人のリノベ工事の引き渡しが終わり少し寂しくなりましたが年末の忘年会を楽しみにしておきます!
ご近所ということもありまた机を運んで頂いてありがとうございました。(またずうずうしく)

その後は信州木の家マイスター講座へ
建築家瀬野さんのお話で興味深いのは長野県産材を使ったシンプルな加工で作る仮設住宅を考案され、栄村の施設として現在建築中とのお話でした。
また県の担当のお話で仮にメーカーさんに家を建ててもらうと2000万円の住宅の内、県内にお金が廻るのは約600万円、長野県産材で長野県の工務店で建築すれば、約1.200万円となり地域に還元されるお金は600万円も多くなるというお話には納得です。
長野県を元気に!長野県の森林資源にお金を廻す!為にも長野県産材をこれからも使っていきたいと思います。