studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

春でした。

中央高速を抜けて首都高を調布から降りて「ねこパン」さんへと打ち合わせに行ってきました。
山梨県では今、桃の花が満開でそれは楽園のような美しさ。


安曇野市での計画は3年越しになりプランは七転び八起きと人生の縮図のようだった。
その間に自分達にも様々な変化も生まれ様々に多くの方向性を導き出せたと思っています。
今年の10月着工です。

そして今日はお付き合いさせて頂いた大工さんとのお別れの日になってしまった。
図面を見る時は全てを悟っているような顔をしていた大工さんでした。ありがとございました。と言ってきた。
前日まで仕事をしていたそうで、酒好きな人らしく内輪で賑やかなお弔いが出来て良かったけれど、現場に行ってももう逢えないと思うと、とても寂しい。

そして春の花が満開の中、19年間も飼っていた猫が大往生を遂げた。
点滴をしていた頃のちびこ19歳

松本市の葬送センターでは動物専用の炉があり大層丁寧に扱って亡骸を骨にしてくれます。骨の詳細の説明まであり、同行した母は一抹の寂しさから少しだけ微笑みを取り戻していた。
死と向き合う人は自然な優しさと謙虚さを体全体からにじみ出し人も動物も区別無い程に今生から送りだして頂いた。
最近ニュースになった動物葬送を巡る事件を見るにつけ、大切な家族を託す人の根源にある慈愛の有無を何故見抜けなかったのか?不思議な気持ちがふとしたのです。

未だにコタツに入っているアウラ2歳。