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山田さんの設計したリストランテアルシエロに行ってきました。

食事をしていたら「美術館だと思って帰りそうになった」とお隣の方の声が聞こえてきました。リストランテから眺めることの出来る建築は最初の意志が貫かれた線の通った作品です。

庭は流れが作られ庭の中心をなす樹木はウラジロモミ（シラビソ）が植栽されています。周りには種がまかれていたものはなんだろうと・・・少し考えてみたんですが思い浮かばず青々と新芽が出た頃にまたランチを楽しみに来たいと思います。
（もしやシバザクラ？）
ウラジロモミ（シラビソ）は信州では馴染みのある樹種ですが庭木としてこうして最近使われるのを見るのは珍しいです。思いがけずに樹形が美しく建築に取り囲まれた中庭にあってものびのびと空に自由に向かっている庭に見えました。

アルシエロはイタリア語「空へ」という意味です。珍しいカレイザメのカルパッチョなどの前菜を頂きました。京野菜の赤大根のシャリシャリ感と併せ満足のいく一品でした。

松本周辺のイタリアンのお店でプリモにリゾットがおすすめとしてあるのは珍しいかもしれないですがそれだけにお米の柔らかさの中に野菜は素材の味が生きて歯ごたえもあり満足でした。今度はニョッキを食べてみたいです。ニョッキあるお店ってなかなか見あたらないです。
メインはメバルのアクアパッツアを選びました。素材を生かした淡泊だけではないソースでした。
やはり大切なのはドルチェです。４種類の盛り合わせはひとつひとつ丁寧に作られたお菓子でパンナコッタにもひと工夫あります。

レストランの味は大満足！カメリエーレさんは開店間近なので少し焦っている様子でしたけど是非長い目で見ておつきあいしていきたいお店です。