studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

湿度と温度

studio-aula2007-11-21

冬になり暖房を入れるようになると室内が過度に乾燥した状態になってしまうことがある。最近喉の調子が悪いので湿度計で毎日を記録することにした。

過乾燥の状態かと思っていたら実際には湿度50%、温度18度なので暖房もオンにせず快適だ。高断熱・高気密で調湿効果の期待出来ない家の中では「冬場の過乾燥」が当たり前の状況になっていて冬場に加湿器が売れ筋商品になるというのも住宅の状況からすると納得だ。

↓以下インフルエンザとは?HPより転載
※実験:閉め切った大きな箱の中を湿度20%、温度20度に設定してインフルエンザウイルスを吹き込み、六時間後に調べると70%近くのウイルスが生きていますが、温度は変えず、湿度を50%以上に上げると3%のウイルスしか生きていませんでした。次に湿度は20%にして温度を32度にすると17%に減っていました。※

ということでインフルエンザだけを考えれば室内の湿度を50%〜75%程度に保つようにすればよいということがわかる。しかし反対に湿度が高すぎれば結露が起こりそれに気を使うことも多い。

 
 一般論で言えば結露対策には温度、湿度、風が重要なポイントで一番は室内に建物内に温度差をつくらないことが大切だ。それから冬でもお風呂の換気扇は回し続けることや一つは冷たい空気は重いので調湿効果のある無垢材の床材を使うことも有効な方法だと思う。

 実際新築した家に暮らしてみると、毎日の生活の状況で室内環境は変化していくことがわかる。室内に観葉植物を置くのは湿度を保つことに有効な方法だし、乾燥しすぎるので換気扇を夜回さないと西面の窓が結露している。 室内の環境は刻々と変化していく。

その他
対策1:植物に霧吹き→目に見えた数値の変化なし。
対策2:お皿に水をはり暖房機の上に置く。→数値の変化は見られるがお皿の水が極めて早く蒸発するので一手間かかる。
対策3:お風呂に水をはり戸を開けておく→夜お風呂に入るので水の無駄使い(夜は湿度が高くなる)
など。


 →喉が痛かったのはネコのアウラ用にキャットタワーの柱に巻いたジュートが原因だったようでそれを取り除いたら治りました。やはり室内に持ち込むものには最新の注意が必要です。MDFはもちろん論外でしたが、小さな物でも消毒をしてあるものは室内には持ち込まない方が安全ですね。