studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

庭づくり2日目

朝起きてうさぎ堂さんは(推定5時起き)今日植える山モミジの配置を考えていた。
山の奥の川の手の古家で落ち着いた暮らしをしているうさぎ堂さんご夫婦はホントエコライフ。こんな街道筋の車の通りのうるさい・・しかもパオみたいな開放的な場所でゆっくり休めたんだろうか?

しかもロジオさんは夜中にお皿をひっくり返し、その音で近所の犬まで鳴かせてしまった→肝心の時には絶対捕まるタイプ・・・このパオは視線は隠すけど音は隠さない。少し経つとうさぎ堂さんの寝息が聞こえて安心する→かなりお疲れだった様子。

昔の暮らしはこんな感じだったんだろうか?他の人の気配など感じつつ生きていたんだな。まるで旅籠(はたご)みたいだ?とふと考える。音のしないようにお互いいたわり暮らし、気配で安心し人の過失は見てみないふりをする奥ゆかしさをこんなところから成就させていくのか・・
生活の音。そして人の寝息やため息。聞いたからって何を言うわけでもない。ただ気配の中で時間が過ぎていくそんな不思議さを感じるこうした空間。

パオに住んでの暮らし方や感じ方の変化については一度何かにまとめてみたいと思っている。
ダイニングの地窓からこのように見える。葉がやっぱりサラサラだ〜とてもキレイ。


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全開の時

真ん中一枚開けたとき

二枚開けたとき・・とそれぞれ見え方が違う。。ここにベストな場所を探してくれていた。

昨日の作業で塀を作る2バイ材に塗装してある。量が半端じゃないから二人で苦労して遅くまでやっていたのだ。


アプローチの土間打ち前に砂利を入れる。
バックは山モミジ。存在感が漂う。

玄関の汚れもハンパじゃない;;→主にロジオさんの仕事だ。 

現代は車社会(もちろん)今まで生まれも育ちも自然のどまん中、大都会を居住環境として避けてきた私が初めて雑踏下の生活と対面する時間のようにも思う。居住環境を考える幅が広がった。
ここに暮らしふと感じたことがある。車を乗り回し人に少なからず迷惑を掛けながら自分は静かな環境にいつも帰っていく・・これが社会の不公平というものか?それとも便利さと引き替えの対価か?など自分たちが選んだこの環境から新しい視点に立ち社会の現象を介間見ることも出来る。