studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

大きなキツネが道の真ん中で死んでいた。

しっぽがふさふさで大型犬ほどの大きさ。目をぐっと見開いて車のやってくる方向に顔を向けたまま・・

どうしたものか解らず前の車がしたようにUターンして他の道から国道に出た。キツネはそれほど大きく道の行く手をふさいでいたのだ。

場所は松本歯科大学から国道に抜ける道で周囲は飲食店や住宅が立ち並ぶ場所なのだが。

塩尻市は江戸時代から玄蕃の丞(げんばのじょう)というきつねの民話が伝わるほど、もともとから多くのキツネが住んでいたところではあるんだけど。
山道を通ると獣が交通事故に巻き込まれたところを目撃するようになった。

猿やキツネやイタチそれから川のそばにはおこじょまで・・・そして熊と最近とくに獣の住みかが人間の住む場所と混在してきたことを実感する。

キツネは夜中に「ケ〜ン、ケ〜ン」と鳴く。
実家の猫たちは二階の窓から外の様子を伺い夜は外には決してでないようになった。猫の子も食べるようで近所でも被害にあった家もある。

熊が里まで下りてきて民家を襲う事件が多発しているが人間が山に入らなくなり、獣が人を恐れなくなったからと一説には言われている。
地方に住む人にとって獣との共生は真剣に考えなければならない身近な問題になりつつある。