studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

樹木調査・・

友人谷さんのお陰で信州大学の若い学生たちと樹木調査に参加させてもらった。
といっても今日のは寺社林だったので車で行って降りてそれほどしんどいことは無いと思っていたのに日頃の運動不足から、傾斜地を歩き回る時、自分の足同士がからみついてたいへんだったのだ。

葉っぱから調べる植物図鑑で樹種を調べたけど樹木にはそれぞれ個性があって本当に同定するのは難しいと思った
しかしかろうじて以前友人から教えてもらった裏側をみれば解る檜とあすなろとさわらは少しだけ・・解った。


八ヶ岳で歩いた時には疲労のために尾根側と谷側の森林の植生の違いを話で聞いていただけだったけど、今回は谷さんの気合いの入ったレクチャーで解りやすかった。目で見てその場所で言われると明らかに光の落ち方も土壌も水の様子も下草も何もかも違うのだ。


中間農村地域にある神社に樹齢100年ほどというけど高さ30メートルを超える杉や檜が群生していることに感動してしまった。
もちろんその中にはいろいろな生態系があって普段私たちが樹木に目を向けていない間も樹木たちは人間をまもってくれているんだなあと感心していた。(なんだか神聖な気持ち)

何より地元の人たちがその社寺林に目を向けて,更に森厳(しんげん)のある場所にしたいという要求を持っていることは何より貴重ですばらしい。この森厳という言葉も実は昨日初めて教えてもらったけどなんと重みのある言葉だろう。きっと私たちのココロに残っていく言葉。
しかし本当に良い勉強になった。