studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

熊狩りの生き方

飛騨高山で熊狩りをしているのは今3人だけ。しかも皆良いおじいちゃん。
でも何であんな辛い場所に?わざわざ死ぬかもしれない処に行くのかが少しも理解出来なかったんだけど、それは闘争本能というヤツで・・それだったら少し理解出来るかも?と思った。
熊さんが寝ている冬に冬眠をしている穴を見つけてすかさず打つときの恐怖感と緊張感、それから熊と対する度胸がやみつきにしている原因らしい。
いったいどうやって生活しているんだろ?と下世話な心配をしてしまう私たちだけどそれは熊の胃が高く売れるので年によっては裕福な暮らしも出来ているような感じだった。
熊の胃は現在金の3倍程の価格で取引されているみたいだ。

山に行くときの装備はなんですか?って質問した人がいたんだけど食料二日分それから斧と火を熾す道具くらい・・あとは予備の手袋とのこと・・・
それで2日とか3日くらいは大丈夫だそうだ。深い雪の中でありったけの火を熾すと雪が溶けてその穴に入って草を敷いて眠ればぽかぽか暖かく決して凍死することは無いそうだ。
それから迷ったら絶対動かないこと・・迷ったと思うと人間は火事場のバカ力でとんでもない場所を数秒で登り切ったり信じられない体力を発揮してしまうらしいけど実はそれが命取り・・
疲れてあとはいつの間にか寝てしまう事に。

熊以外は捕らないそうだけどアイツをやったら猟師辞めるっていう3メートルの体格の熊がいるらしいけど永遠にその熊さんには逃げ続けて欲しいモノだ。