studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

釜の中

studio-aula2006-05-07

焼き物の里には今も多くの窯元が残っているたけど、平坦ではない山間部に小さな窯元が軒を連ねていて廃業する家も少なくないらしくその中のひとつがここだったんだけど、釜の中っていう喫茶店を作って廻りはこの様に作業場のままに雨風が最低限に凌げる程度のつくりのままにおみやげ用の陶器を販売している。

これはきっと九州ならでは、松本でこんなことすればまず寒さで冬季閉鎖ですケド。
九州は文化も違うし今回思ったのは材木を見せてもらって気がついたんだけど木々の顔が違う。もちろん年輪の出来方や節そして色も。杉とこの辺ではアスナロって呼ばれる材種が少し違う材らしいんだけどなろと呼ばれ、檜の様にあつかわれていた。

海のある地方では特に下水道設備が遅れているのが目立っていてこの街の近くの温泉地にある河川も悲しいことに死んだ川だった。
流れはまるで郡上八幡の川のような姿で家々が近く河川の両岸を川に近寄って歩いていける歩道が整備されていて川に降りる階段もあり良い具合に大木が川を覆って緑がまぶしいくらいの情景なのに・・

川の臭いは悪臭でしかも家庭用排水の影響で富栄養だからアオコが大量発生していて生き物は当然住めそうもない場所になっていた。昔はこれを浄化していた草が川沿いに生えていたので汚染も進まなかったんだけど全てキレイにコンクリートで固められてしまっているから人間が気をつけてあげなければならない川になってしまった。

海も同じ・・状態だった。いかんせん有明海は内海で・・
近くに諫早湾がある。
やっぱ日本は終わっているんだろうかね?