studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

エネルギーを奪われる

愛犬ミールは入院して点滴をしていたのに一向によくならないばかりかかえって悪化している様に見えた。
症状が変化がないので先生が焦っていたらしく点滴のメモリをみると50CC?
咳き込んでいて苦しそう・・
次の日行ってみると咳き込むどころがずっとぜーぜー言っていて肺に水が溜まっている様な感じだった。
その日お医者さんと(人間専門)丁度図面の打合せがあったので図々しくも犬のことだけど相談してみたら「それって点滴のやりすぎ」と一言。
こんな事だったら血液検査の用紙も持ってきて先生に見てもらえば良かった・・

それからまた病院に行ってみるとミールの様子はよりぜーぜーが荒くなり息も絶え絶えで唾液を口から垂らしている・・ヒドイ状態!!
点滴を見ると20CCに速度を落としている・・やはり点滴やりすぎだ。
直ぐに点滴をはずしてもらった。

それから検温する時しっぽをむりやり引っ張って立たせていたので凄く腹が立った。

これではたまらない・・入院費用は一日1万5千円。
結局昨日こんなに悪化してしまっているのでもうだめでもいいから静かにしてあげようと思って家に連れてかえった。
少したつと案の定黄色い点滴液を何度か戻しその後呼吸は静かになった。
体は衰弱しているけどもう寿命だから・・きっと...だから静かにしてあげよう。
大型犬は寿命が短くて長くて12年・・・10年過ぎたら1年に10歳くらいの感覚で年をとるそうだ。足腰がたたなくなったのも疲れて寝てばかりなのもすべて老衰のせいかもしれないと思ったら少し気が楽になった。


静かに眠っているからこのまま静かに・・と思う。
やはり先生はさすがだ!(当たりまえ)

知り合いのブログを読んでいたら入院しているお父さんの主治医が変わったと書いてあった。今問題になっている富山の病院でしかもお父さんは奇しくも5年間植物状態だそうだ。
前の先生はかなり親身になってくれて家族にも気を遣ってくれていてそろそろお父さんも自然に任せたいと考えていた矢先の出来事だったらしい。

日本では一度付けた人工呼吸器をはずすことはかなり難しいようで死ぬ権利も何処かに書き記す必要がある世の中になってしまった。
人工呼吸器をはずす・・いろいろな思いが交錯する瞬間に違いない。
命について考えることを忘れないようにしたい。
自分ならはずして欲しい。