studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

Place media

studio-aula2006-03-17

モウスグ芽吹きの季節。
信州はまだまだどんよりしていて緑が恋しくなったのでこんな写真を掲載。
去年の5月平等院にスクーリングに行った時の写真。スギ苔の緑が美しいこと・・
新しくできたギャラリー。ここのランドスケープデザインはここのご子息、宮城俊作の所属するPlace mediaによる。

平等院では平等院の古庭園(主として池)の発掘・修復作業を行なった仲先生先導の元、かつての時代に合わせた庭園の修復作業がどれほど繊細なものかを教えて頂いた。

今も池の中に浮かんでいるピンクの蓮の花は作業中見つかった蓮の種を大切に取っておいて蒔いたもので時代は少なくとも江戸時代以前のものとか?
素朴で細身で美しい姿だった。

苦労のなかの一つが白川砂の確保で国宝のこの場所の修復にさえ許可がおりない白川砂の採掘のこと・・結局中国産のものを使用する提案した方は居なくなり敷地内の発掘で見つかった土留め周辺の白川砂を使った様です。土留めの方法もその時代の方法の通り再現したそうで時間も手間もかかっている。池は建立当時は今よりもかなり広かった様子でそこの辺りも本当は再現したいということだった。

修復作業でも当時の作庭家のメッセージを読みとる力が必要で命に関わる仕事だと語る先生は今油がノリキッテイタ。

白川砂って本当は採掘禁止されているのって知ってました?
禁止の中をカイクグッテいるとある業者は一件だけいて昔からのことで何度注意してもだめなので京都府も見てみないふりしているとか・・・

その話を聞いてから数ヶ月後・・数十年違法でやってきた業者が摘発されたのがニュースにはなってたけど・・誰かやってくれたのか?

ガーデンやさんいくと大きなお顔で売られているけど、今だ売られている白川砂はいったい?実はこれらは中国産の白川砂っぽいやつらしいです。
じゃあ名前変えましょうよ。