studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

ペレットストーブと薪ストーブ

今日、引き渡しした後の施主宅にいくと家の前に見慣れないライトバンが止まっていた。中古車だが薪ストーブの薪になる木を運ぶために購入したのだそうだ。
チェンソーで手際よく木々を薪状に切断していくご主人は以前よりたくましくなっていた。

30代の若い施主だが華奢なインテリタイプだったのに、ストーブの魅力にはまって燃える炎を一晩中眺めていたこともあるのだそうだ。
薪は最初は4万円分購入したそうだがそれでは1冬もたなかったので、あらゆる場所から例えばNPOで川岸のアカシヤ伐採をしたとかで集めてきていて、今は来年の分まで積み上げている。

一方近所のお宅はペレットストーブ。日本の物はまだまだデザイン的にう〜んという感じなのでカナダ製のものの購入を進めた。笹賀にもペレットストーブ制作している鍛冶やさんもあるが・・・・

ペレットストーブは炎は見えるが送風に電気を使っているため振動音が少し気になる。しかし5分で着火するし燃料のペレットは伊那森林組合で400円/袋20kgで購入出来、それ2袋で大体一日は大丈夫みたいだった。(もちろん吹き抜けで全館暖房中)
伊那森林組合のペレットの原料:松くい虫害のカラマツ60%、 赤松20%、ヒノキ、杉などの 製材端材  (接着剤が3%程度含まれている)

家全体が暖まり24000円ほど/月のペレットに対し自力で頑張れば無料で手に入れられる薪ストーブ(しかし労働時間は必要)
後は灯油を燃料としてパネルヒーターを使う事と対比してみると月の燃料代は灯油代の方がペレット代を上回る。

薪(自力調達の場合)<ペレット<灯油
なるほど薪ストーブが最近人気なのが納得できた。それだけではなくやはりゆらゆら揺れる炎は最高の時間をプレゼントしてくれる。