studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

東京研修2

ギャラリー間

東京研修2日目。(写真はギャラリー間・屋外展示)
東京駅のステーションギャラリーで開催されている、モダニズムの先駆者生誕100年「前川國男建築展」に行ってきた。前川氏は大学を出ると渡仏、ル・コルビュジエのアトリエに入所、2年間にわたりモダニズム建築の最先端で学んでいる。ドミノシステム以降の最小限住宅の時期に当たり、カーネル邸やゴールデンベルグ邸に携わることとなる。
25才で日本に帰国、レーモンド事務所に入所する。ル・コルビュジエ時代のモダニズム建築の原理や理論を学んだのに対して、近代建築を作り上げるためにディテールや施工技術を学んでいる。20代は、モダニズム建築の原点を作り上げたと言える。
30才で独立する事となるが、戦前の活動はコンペの挑戦で占められて、ル・コルビュジエ時代に学んだ近代建築を自分なりに試みていたと言える。その中から独自の近代建築を見いだしていった。
byロジオ