蔵と蔵の間の小さな庭。床面は昔使われていた御影石が配置してある。
粋な坪庭。
金沢に住んでいたとき粋という名前のcafeがあった。木造の町屋を改修した造りで店内は広く吹抜け白い壁と濃い床のコントラストが美しく、壁にはイギリス人のカメラマンの作品が何点か飾られていた。
本来、粋とは滅多に使える言葉ではないと粋という名前について議論を交わした事もある。そういえば「粋」という本を読もうと思っていて数年間すっかり忘れてしまっていた。
浮かれるとつい人の気持ちを忘れがちになる。
仕事が巧く運んでいるときは、特に人の言葉から推察できる心配事を大切にしてあげなければならないと感じる。