studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

デッキづくり

studio-aula2006-01-05

この場所を気に入ったのも、この場所があったからなのだ。事務所の障子を開けると掃き出しの大きな窓があってそこは一坪ほどのくぼみ(私がそう呼んでいる)が出来ている。
東向きの窓から光を取り入れようと創ったクボミだ。
現代の感覚で行けばこのクボミは建築コストを大きく引き上げてしまうとの考えが先走る。

障子で囲まれた部屋は空気層に巧く包まれて思いの外暖かい。陽当たりの悪さを覗けばそう悪くない。
古屋に住んだばかりに寒い寒いとフルエテいたけれど実は12月は戦後最高の寒さだったとか・・・
この所あまり寒さが身に浸みる事もなくなったのが合点が出来た。
デッキも春になる頃には家の一部としての役割を果たすことになるはずだ。

知り合いの花屋さんに玄関のアプローチの材料を買いに行った。
有明の砂と鉄平石風の踏石を購入した。
その時会計にいた知人が花さんてトリワケ変わっているってみんな言ってますよ〜。納得しました〜。この寒空にガーデニングですかあ?と無邪気に言われたがちょっと私は内心にやにやしていた。
わたしって本当にか・わ・り・も・の小さい頃は言われるのがあんなにイヤだった言葉が今は大好きな言葉に変わった。

私にしか出来ない物を創りたい。そう思うようになったから・・・