明治村

建築士会のバス研修で飯田のエコハウス見学と明治村へ。
明治村では写真家のレクチャーがあり建築写真の撮影。周りもプロ並みのレンズを持ちながら宝の持ち腐れ気味の道楽人ばかり。目の前でプロが撮影した写真を見ながら撮影上のコツを聞く、しかし数値を同じに設定しても何かが違う。そうです、見せたいものへの鮮明さが違うのです。

若き日のマイヒーロー、フランクロイドライトの「旧帝国ホテル」はすっかり修復工事も終わり内部は当時の隆盛を思わせる演出がなされて重厚なクラシックが響く中、テラスでお茶を頂くともう天にも昇る気分でした。
強く憧れたライトが描いたスケッチ中の世界に自分も入り込む事が出来る場所なのです。30代に突入した頃、ライトへの憧れが消失したのは自分の中の混沌も整理されてきた成長の証のようなもの。と今では思えます。

この明治村、ピークの時代には120万人の入場者がありましたが今では40万人に激減し財源不足は深刻な様,ですが国の重要文化財が10件、1つ1つの建築のクオリティが非常に高くもう一度じっくり訪れたい場所です。（若かりし頃訪問した際には気がつかなかった事が多く）