studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

LED ライン照明

松本市の「うちにわ そとにわ」はペンダントMAYUHANA(TOYO ITO)他の照明器具はLEDを光源とした照明としています。

LEDの利点は既に認知されていますが、高寿命、省電力消費と発熱が小さく室内環境に影響をあまり与えないことなどです。その一方で光の広がりの少なさと色温度の乏しさで空間としての楽しさや演出が不足しがちと今までは言われていました。

しかし着工時の春に選んだ照明器具は殆んどが品番が変ってしまうほどLEDは日夜進化して完成直前になり再度、さまざまなカタログを見直した所、シームレスラインのLEDが発売されていました。

このチューブ状のLEDのコンセプトは「末端まで光る」というもの。
選択の巾の広さはサイズが300ミリから1500ミリまで、空間の居住性を決定(これが感じる部分としてとても大切)ずける色温度が選択できるという点が利点で5400ケルビンから2800ケルビンまで5色あることです。更に調光型も屋外型もある上に光の広がり方も選べるという優れものでした。
5400ケルビンー殆んど蛍光灯色
2800ケルビンー白熱色

空間によって様々な光が選択出来ることは光の演出を考える上で重要、そこでこのシームレス管を土間とリビング建具の上に間接照明として使う事にしました。

→吉田の手がある部分です。
ちなみに吉田は慎重派、強化ガラスの寸法を自ら計測中です。万が一の地震の際に建物の揺れと追従し、割れが防げるようガラスが横にスライドする為の収まりを検討している姿です。