studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

法と倫理

安曇野の現場 朝からねこぱん午後はT-LINE 木工事順調です。

2階のリビングから甍の波を望む。
昨日ご近所の年配の方に「瓦屋根が耐震上心配である」お話をお聞きし世間話で
お話していました。


松本市の「うちにわ そとにわ」基礎工事中で上棟は7月初旬予定。
宴会?の打ち合わせを施主さんと行いました。

堅石のご近所の改築・リノベ見積もり依頼をしました。
エコポイントを利用させて頂き着工するように進めています。



最近、建築士の社会的責任が益々重要視され様々な場所で職業倫理についての話を聞く機会も増えました。
今全ての建築士がそうであるように自分も分厚い建築基準法の重みを感じています。
法と倫理とどちらがより大切か

マックスウェバーによれば行為の結果を欠点やリスクを最大限に考慮して予測し
それに対する結果の責任を取ることを覚悟して行動する。
それが責任の倫理ということだ。

建築士の職業上の倫理
専門職が分業化した社会ではそれぞれ固有の倫理があり専門職固有の倫理を
守ることが結局社会のためになることが社会、公衆に理解されなければならない。
そのために職業倫理はその中身を社会に明示する必要があるといわれている。

法を守ることは必ずしも倫理的態度とはならない。
法は常にうまく法を逸脱するような対立的行為を生みがち。
例えば生命、財産、名誉など仮にこれを毀損した場合、法的責任による償いを
終えても毀損したものはもどらない。予防的意味では倫理的態度を身につけて
行動するほうが社会にはより有用である。