studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

職業倫理

安曇野市 TーLINE ホールダウン金物検査終了

時遊館さんと手刻みの部分の打ち合わせ

松本市 解体が無事に終わり地縄を出しいよいよ地鎮祭です。



姉歯事件以来、建築士試験では「職業倫理」が多く問われるようになりました。
建築法規や建築士法など細かく法律はありますがそれを超えた倫理観での正解、不正解を問題にされるという時代です。
ただ法にのっとり建物を建てることを良しとされる時代ではなく、建築士の人格や倫理観自体を問われ当たり前ですが故意か過失は関係なく安全で安心に生活をおくる事が出来ること。人に危険をもたらす建物を創ってはならないという最高裁の判決事例を知り実際に資格を得ようとする者は強く「職業の置かれた社会的立場」を自覚することになります。

大震災では人間の無力さ、建築の無力さ、それを超えてしまった何かが起こってしまったことへのやりきれなさを日本中が感じました。
そんな大きな状況の中で自分の出きることは少なくとも、人間の手で作りだす人の住む場所を少しでも人を守る礎にしたいということです。

その為に必死に学びたいと思います。