studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

虚しい福袋

親しい人がやってきて話をするには「とてもお得な家が福袋で当たった」そうだ。こうした福袋は試しに応募する人は確かに多いらしいが実際に1等が当たる人はたった1人。しかしまた実際に応募した人で条件を受け入れ福袋のままに家を買う人は少ないらしい。

一生住む家を「思いつきで応募した福袋が当たった事で建てる」

煩わしさも何もなく、全て任せれば5ヵ月後には新しい家に住める、大きさと形の決まった箱を持ってきて敷地があればそこに置いていく。という事実があることに大きな衝撃を受けまたまた凹んでいた。
サッカーで元気になった。

当たった方はどちらにしても購買意欲はいよいよ最高潮に達し直ぐに申し込まなければ他の人にお得な権利が行ってしまう。という脅迫観念に益々駆られていく。

中身はイメージだけであれもこれもついているそうだ。しかも5人限定という名の売れない商品?今日中の返事で権利は貴方のものに!!という謳い文句。

これって何かに似てない?夕方のスーパーの値札と変わらないじゃん。

他人事として冷静に今日のチラシを見てみれば似たような金額で似たような家が福袋で無くても建つらしいことは分かった。普通の人なら企業に仕組まれた幸運で一生分の運を使いたくはない。

じっくりしっかり考えて煩わしさも全て受け入れて、地についた足で一歩一歩進んでいく人が本当の幸運を受け止めることが出来ることを多くの人は知っているからと思った。
努力をせずに簡単な道に落ちていたもので一生分の満足が得られるはずがないことを知人が解ってくれて良かった。
本当に大切なものはお金では買えないんだよ!→今日のドラマの江口先生のせりふより
訂正:明日から2月。6月に住めるということは4ヶ月後には住める。期間を間違えたことを謹んで訂正致します。