studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

ずくが欲しい2(ハード面)

今年から「信州環の住まい」の補助金を得る為には、長期優良住宅並みの様々な
計算書が必要になりました。
これまで2棟は何とか凌いで凌いで来たもののその煩雑さについに専用ソフトに頼る事にしました。

基準適合状況については省エネルギー、長野県産材を木材の70パーセント以上使用
住宅の長寿命化、バリアフリー化などの総合的な環境性能を満たす優良住宅である
必要があります。

その他に選択項目として自然エネルギーの利用、CO2削減、省エネの向上、木質バイオエネルギー、維持管理対策なども更に満たす必要があり申請にあたり私達に必要な作業は
1.長野県産材木材の使用数量の調整と調書作成
2.CASBEEすまい「戸建て」評価

室内環境、健康と安全、長く使う、維持管理、まちなみ生態系を豊かに
エネルギーと水を大切に使う、設備の省エネ、エネルギー利用効率など。

3.長期優良住宅の設計内容説明書

それに伴う図面の整備が必要になりますが、選択事項を除いて普段行っている事なので長期優良住宅もそれほど特別視はしていませんでした。
しかし
Q値(熱損失係数)まで対応して来ましたが維持管理の項目でどうしても継続的な維持管理を行うためのソフトが必要になった事、更に今回μ値(夏季の日射取得係数)を算出しなくてはならないので専用ソフトを導入しました。

その他に木造の構造計算書、許容応力度計算書も必要性を感じ今後は全ての物件に対応するべくやっていきます。

今の時代、住宅設計は簡単な事ではないと解っていますし益々制度が推進されますが遅れる事無く国の目指す方向に追いつき、行きつく先が見えてきました。

私達が目指すは認定はどちらにしても長期優良住宅が当たり前の時代になりつつあるということを踏まえ施主さんの為にはとても良い事ですので優良住宅を数値で現していく作業を今後もずくを出しコツコツやっていきたいと思います。