studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

5年越しの地鎮祭


「蓼科の家」の地鎮祭を行いました。
広島から信州に移住する計画です。
2005年に初めて事務所にお越し下さいました。
その間メールでやりとりを続け2008年に設計監理契約を結んで頂いてから
打ち合わせの回数は少ないながらも、とても簡潔な要望をくださり
一度も方向性がぶれることもなくずっと進んで来ました。

5年間はあっという間でしたが、絶えずこちらに対し理解を示してくださり、
お任せ頂けたことで、私達も自分自身の成長に繋がるような
やりがいを感じながらの計画でした。
人柄に触れるにつけ信州での暮らしに馴染み自然と同化されていく
御家族だと感じました。

移住する計画は施主さんにとって大きな人生の決断になり
着工までの期間のスパンが長くなります。
場合によってはお互いに数倍の労力が必要になることが解ってきたのですが
双方に「決断力」があるとスムーズに進んでいくように思います。
どちらかが疲れを感じる前に、
一歩ずつでも先に進むことが大きな鍵なのではないでしょうか。


諏訪ののり巻きハウス(Aspectus)では塗装工事中です。
施主さんの壁塗りはプライベートな空間だけ
でということにして終了しました。

でもちょっと大変だった様子で私達の事務所も施主工事の壁塗りはこれで
卒業にしたいと思います。
床塗りは希望があればという形に。