studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

南へ

studio-aula2009-09-16

根羽村に柱50本提供事業の面談に行きました。今年で3年目そして今年は5件分の面談でした。


根羽村は長野県の南にある小さな村で人口はわずか約1.200人。
今日改めて村を見渡しましたが無駄に放置されている農耕地がとても少ないことに気がつきました。
村の現状は川と道と山に阻まれて耕作地として使える土地はわずかですがそのわずかな土地を小さな田畑として農機具も使わず手作業で耕すお年寄りに何人も出逢いました。根羽村役場もわずかな土地を生かすように川の上に建っています。わずかな駐車場と質素な役場の建物は橋で繋がっています。

しかしこの村にはまだまだ森林資源があります。その杉の柱を構造材として使っています。


帰りには豊丘村の現場に寄りました。ISOUする家(二世帯住宅)が木工事中です。ここも構造材は根羽杉。あの小さな村の大きな山の森から伐採されて来た柱だと思うと感慨深く
愛着を感じてくれる方も多くいます。