踏ん張りどころ

昨年はハウスコンペに熱中し３件の良い出逢いに恵まれました。短期間にアイデァを練っていくことが良い訓練になり、更に創造力をふくらませる楽しさを味わい、その後他の事務所の思考を垣間見たりしてなかなか楽しかったのです。一番は個性的で魅力的な施主と出逢えたことが最大の収穫で喜びだったのは間違いはありません。

私たちただ漠然とコンペに挑戦していた訳ではなくハウスコンペの中でも「工務店を選べる」ところに応募していたのですが最近その会社のシステムが変更になり工務店を選ぶ余地が無くなってしまいました。

そのメールを読んだ後私たちは「ハウスコンペに応募する」のを卒業することに決めました。
事務所を引っ越してからありがたいことに数件の問い合わせを頂き、春の着工準備と進行現場があわただしく今が踏ん張りどころです。

改めて考えてみると私たちは建築雑誌に載るような奇抜なアイデァで人を圧倒する建物を建てたいわけではありません。
デザイン的に思考していくことももちろん大切に考えていますが地道で強靱でその場所でしか出来ない家を建てていきたいと改めて思います。

今が踏ん張りどころ。
自分たちの強い思いが良い家づくりに繋がっていくので、日常の中でも中途半端なことは綺麗に精算し、ここでもう一度体制を整え本当の独歩を歩きます！