studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

昨日は佐久に現場確認の為に行くと浅間山が綺麗に見えました。
長野県は各盆地毎に寄りどころとなる山があり、地形の成り立ちや文化などもそれぞれに違う。
佐久や軽井沢では浅間山。松本では東に美ヶ原、西には北アルプス。伊那方面に行くと駒ヶ岳。茅野や諏訪では八ヶ岳というように、ところ変われば山変わるといった風で風景の豊かさを満喫出来る場所だ。

最近、松本の計画で様々なことを考えて良い経験になった。
大きな団地の一角に計画中なのだが、周辺は既に5年以上前に出来上がっている団地なので「あと」から住むということについてかなり気を使う。
それは私たちが広丘のこの土地を購入し真っ先に住み始めたからわかるんだけど、団地の中は歴史が無いだけに先に住んだ住民が「古参」になるようだ。という私も消防委員。早くも古株。来年からは新しい住民に「一緒に組長さんとこ行きましょうか?」なんて言ってるのかも。

先に家を建てる時は横にどんな建物が建つのかはある程度推理する。しかし後から推理を超えた建物が建つといざこざの原因にもなりかねない。
実際我が家の東隣りに建築中の建物は丁貼りを見た次点で我が家よりも南北に小さいと解り、かなり「ほっと」したものだ。この時自分の中に芽生えた「先に住んだ」という何かの意識みたいなものの存在に気がついた。


ここでは西に北アルプスが見える。
ところで松本の施主の代わりに夕べは北のお宅に挨拶に行った。極めて良い人で漸く隣地が空き地で無くなることをかなり歓迎してくれてホッとした。そして自分の家が後から建つ家にかなり影響を与えてないかと気にかけてくれた。

私としてもお隣の人と話をするにつけ、これは良い場所に良い家が(自画自賛)達つことになるなと確信を得られて嬉しかった。幸せな暮らしは近隣の人がいてくれて成り立つと思っている今日この頃だ。


建築工事に先立ち、擁壁工事が始まりました。
今日はコンクリート打ちの立会に行ってきました。
南側道路とのレベル差が2mほどあり、見晴らしの良い敷地です。
当初の計画では、レベル差を利用して法面に芝や枕木を設ける予定でしたが、敷地を有効に(広く)使いたいとの希望があり、擁壁を設けることになりました。
安全性や資材置き場の確保の為に建築工事より先に施工する計画にしました。
この日も、ぽかぽかの陽気で、おじいちゃん・おばあちゃんたちがのどかにゲートボールしていました。

最近、アウラは黒いボックスにある「ひだまりのカフェ」の模型がお気に入りです。いないと思ったらいつもここで昼寝しています。