studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

改めて壁塗りの意義

studio-aula2007-11-30

一方ロジオ氏(改めて吉田の事です・・路地が好きなもので)の実家では二世帯住宅を計画中だ。
お母さんの兄弟が亡くなるときの遺言で山で伐採した木を残してくれて「これで家を建ててくれ」と。
嬉しいような・・・かなり責任重大なことだ。

実家は長崎。材木は見ると本州で言うアスナロ、九州では桧と呼んでいた。

しかし、正に医者の不養生という言葉のように先月も今週も飛行機の予約もばっちりで打ち合わせに向かう予定だったが・・・いろいろとあって行けなかった。もう着工は来年の春だというのに・・・
結局お正月に帰省することになってしまったが・・今もFAXであれこれとプランを練り検討中だ。

親父76歳。息子45歳。まだまだどちらも元気でイチゴ農家を営んでいる。これからの季節が一番忙しい。
父=なるべく大きな家。息子=なるべくこじんまり。。と全く異なった意見でいろいろな攻防戦が繰り広げられている。

「そんな大きな家を建てたら後が大変だ!」とある人は言う。
そこで、私たちが最近話すことの中で「自分の家を自分で手をかけていくこと」は大切だということを実感している。
一昔まえは当たり前のように親戚総出で建前の時は屋根に登って釘を打った。当時の親父達は家の修理くらいは朝飯前で何が起こっても動揺しなかった。

時代も変わり全てを自分たちで。とは当然無理な話だが、いろいろと聞くにつけ家族で家に手をかけていくことが家を長持ちさせることにつながっていくと感じている。
十年は一昔。だれでも良いときばかりではない。そしていつも直ぐに修理を呼べる様なお金があるとは限らない。もしも自分の手で少しでも家づくりに関わったなら、愛着も沸き、家のことに手を出すことも億劫ではなくなるはずなのだ。やってみると以外と面白くで以外と簡単だったりするメンテナンス、自ら進んで日曜大工。そんな親父を一人でも増やしたいものだ。というわけで壁塗りのセルフビルドを施主と一緒にしています。なかなか楽しいです。


私がお気に入りのカシミヤのマフラーの上に寝ている;;
アウラは写真のようにグレーのサビ猫から、茶色のサビ猫に変わりつつあります。
でもまだ赤ちゃんの毛でふわふわ〜
3ヵ月になろうというのに、今だにほ乳瓶から離れられないんです。


暖かい秋空の中、ひだまりのカフェの地鎮祭を行いました。
見積調整も何とか希望金額に納めることができ、無事に請負契約も終了しました。
敷地と道路に高低差があるため、年内は擁壁の工事を行い、年明けから本体の建築工事を行います。

長男君の砂遊び!!!

全員集合!宜しくお願いします。