景観とまちづくり
「安曇野の未来を考える」という表題で行われたシンポジウムに行ってきた。(松本市の松本大学にて)
建築家 宮本忠長さん内藤廣さん安曇野ちひろ美術館の館長松本猛さんの3人のディスカッション形式。
正面ですごいかぶりつきで聞き入るMさん・・(後ほどいつもそうですと言ってました)→
景観の問題のほとんどが建築の問題であるという話だ。話の中で[文化]とは何か?という問いかけに内藤さんが明確な答えを出していた。ひとつは戦略的なもの、そしてひとつは一人の人がどれほど誇りを持ってそこに立てるか?ということ。文化は情緒的に語られることが多いけれどこれは非常にわかりやすい言葉だった。
そして世界を知ってから「この場所が世界の中心である」と言えるのかということ。
これから地方の人口は減り壊滅的な街が出現していったとしてもそこで「素敵」に暮らすこと。都会では出来ない暮らしを楽しむことで羨ましいと思ってもらえば良いじゃないか。と。 私はそこでお隣がサーカスだろうと、この場所で「素敵」に暮らして行けばいいのだと思った。そうすることがこの場所を守ることにもなるはずだから。
その後でyamさんの完成現場を見させてもらった。軽井沢で見た「建築家=自己顕示欲」というばかりの人を驚嘆させることを意図する建築と違い、心地よいヒューマンスケールで強靱で美しい構造を持つ住宅。
ここには以前建築士会でまちづくり活動を一緒にやっていたメンバーが数人来ていた。以前私はこの中の一人に聞いたことがある。
「なんでそんなに一生懸命まちづくり活動をするんですか?」って。答えはかんたんだった。
「街の人の意識が変わると町並みも変わる。そしたら僕らの仕事も素晴らしいものに変わっていくはずだから」たくさん仕事を欲しいとか儲けたいとか考えていない人々。そんな中にいると心地よい。そんなオーラを持つ人に今日はたくさん逢った。
くわずいもありがとう!上田の友達(演劇体験プログラム)4人から(うさぎ堂含む)〜葉っぱのでかさがたまんない!