studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

照明

凹むことが多い今日この頃。父がいなくなりいろいろなことが変わった。建築とQOLについても考えてみて凹んだり
デイサービスを思い出して凹んでみたり、人が一人居なくなる事によって変わっていく家の持つ役割について凹んでみたりしている。更に自分の持つ客観性について凹んでいる。♂と♀は地図の事柄からも解るように思考範囲が違うのものだと凹んだり。

でも人間凹む時があって成長するものだ。さあて気持ちをきりかえよう!

SA-Stepsのシンボルツリーを照らす照明について知り合いの照明デザイナーに相談してみた。
彼は最近独立したばかりで仕事もしながら環境デザインを学んでいることもありどんな答えをくれるのか興味があったのだ。
照明にはさまざまな光源(ハロゲンとかビーム球とか白熱とかのこと)があるが、建築からすれば機能やデザインを優先し選んでしまいがちでもある。

でも店舗などでは照明器具を選ぶ時は配光曲線を参考に光の角度を重視して選ぶことも多い。そして彼からの答えは照らす樹木の葉の色と色温度との関係も言ってきた。そして樹木は成長することも考慮して選んでいくことも。

少し目からウロコ。
最近は機能重視で照明計画を考えがち。でも建築物の変容の時間の流れ以上に顕著に樹木が成長していくこと。。を視野に入れなければならないことを教えてもらった気がした。建築空間は人の行為によって(アクティビティ)成り立っていく空間だからより応用性が求められると考えていたけど、環境デザインや照明デザインでもそれ以上の専門的な視点がまた必要なのだと思い出させてもらった。
そして色の持つ可能性についても。構造材や素のままの色そして形の中から出てくる色と作り出す色。

人が美しいと感じる場所には必ず光がありその光の存在で人を惹きつける場所にすることだって出来る。この世界極めていくのには時間も事例も必要だろうしそしていろいろな可能性を持った世界でもあると思うから独立したてで大変だと思うけど応援している。めざせ!世界の石井モトオ。