やまびこ公園

富士見からの帰りに岡谷にあるやまびこ公園に寄った。ここは冬季閉鎖中で閑散としていた。
ここが出来たばかりの頃自然の起伏や水の流れそして赤松・・工夫された階段、音の鳴る時計台など幻想的でいきいきとしたランドスケープデザインに圧倒された。
しかしあれから15年以上の日が過ぎて今はここは忘れられた場所だ。
水の流れはとめられて水が溜まるはずの場所のコンクリートには深いひ
び割れがあり、長く続く階段には大きな亀裂が入り、埋め込まれた照明は人為的に破戒されている。

この場所の標高は1000メートルを超え、冬の最低気温は氷点下20度にも達する。ここでの惨状を見たときこの月の様に生きながらえる自然だけの存在に満足できない人々の愚かさを垣間見る。

自分も含め自然の中に変化を求め無理強いをして何かを得ようとすることを自分に戒めた。