studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

諏訪の麺屋

studio-aula2006-03-09

富士見に行った帰りに寄ったラーメン屋さん宮坂商店。
ここは内装も小物も昭和30年代風で今話題の?がちゃがちゃするテレビ(白黒)も置いてあって実際に見た白黒テレビの画面の色になんだか暖かさを感じた。セピア色ってなんでココロのある部分をくすぐるの?

今は何かを追いかける私だけども少し前まで何かを一生懸命探していた。
ホームレスに興味があったり有機農法それからありがとうおじさんや僧まで私の関心事であふれかえる。
そこで自分が探し出した物は結局自分自身の中にしか見つからないって事だった。

十牛図のようにいろいろ放浪し結局この街に帰ってきたわけだけど、自分の中の支離滅裂さを愛しそれとつき合っていくすべは一つのことをやり遂げることだと遅まきながら気がつきここにいる。

話は大きく変わり
それからまあるいテレビの形は新鮮!
リース・ウィザースプーンアカデミー賞を受賞したけど1998年の映画[カラー・オブ・ハート]の中の彼女はまだまだとても可愛らしかったのにいい女になったものだ。

この映画はモノクロの世界しかないある町で生きている人々が色のある世界を垣間見ていくという斬新な発想の映画だったけどモノクロの映像に時々登場する色がとびきり美しかったのを覚えている。それは時に深紅のバラであったり口紅の赤であったり赤らめたほほのピンクであったりするんだけど・・

色のある世界に当たり前の様に存在している事象や解釈についてもう一度気づかされた良い映画だった。それから少しだけ今の自分の見る目が変わるだけで全然違う世界を見れるんだって教えてくれている。

ある日突然色彩が消えたら私はどうしたらいいんだろう。

今ワインを飲みながら仕事をしながら勉強をしながらブログを書いているわたしってなんなんだ。(ワインは時々しか飲まないけど)結局それを楽しむしかできないのかな。自分自身の不完全さと和合するために。