ちょろット休憩
今、日本でブームな感じのフンデルト・ヴァッサーの作品である。
その名も「フンデルトヴァッサー・ハウス」、建築家(芸術家)の名前がそのまま使われているウイーン市営集合住宅である。カラフルで有機的な外観と緑で覆われた建築は、都会の中にして森の住宅である。まるでおとぎの中に迷い込んだようである。
ヴァッサーは建築を学んでおらず、協働者の建築家にイメージを伝え、設計図を読むことが出来ないので模型をもとに細部を決めていったようだ。彼がこだわったのは外観の装飾、色、タイルは勿論のこと、屋根の上の緑であった。また現場に出ることが多く、実際に職人の前でデモンストレーションをやったりして目を光らせていたそうである。
Photo by ロジオ 2000