塩尻の道祖神
昔住んでいた実家近くの道祖神。
子供の頃は誰かが必ず草刈りをしていてこんな風に見えなくなることもなかった。
今は近づく人もいない。
前には川が流れていて小さな橋が架けられていたが今はその川もコンクリートのグレーチイングで塞がれてしまった。
以外と綺麗な流れでよくここで水遊びをしたものだ。
小さい頃は、祖母は道祖神さまってさまをつけて呼んでいた。毎月一日には御菓子や果物をお供えして親しまれていたのに今は手を合わせる人も見かけない。そういう私だって忘れていた…
双体道祖神は男女一対の石像のことで、男女仲良く肩を組み手を結んだ形が多いが向き合って両手を繋いでいるものや、しっかり抱き合っているものなどお互いに笑って仲良しという姿が多い。
でも、洗馬の奥にいくと駆け落ち道祖神という逃げる女かみさまを追いかけてる道祖神もあってこれがなかなか面白い。
「道祖神」という名の通り、旅の安全を見守ることや、夫婦円満・子孫繁栄・五穀豊穣などを願って拝まれていた。
道祖神の由来は日本の神話にでてくる話だそう。