studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

平出の泉

studio-aula2005-09-28

塩尻市の平出遺跡近くにある泉。
石灰石の空洞に集まった伏流水が鍾乳洞の出口から湧き出しているとされる泉。
清冽な泉は四季に関係なく湛えられていて、古代から平出集落の人々の生活を支えていた。
平出遺跡は縄文時代中期61,古墳時代から平安時代128の竪穴住居跡と平安時代の建物跡4が発掘され、緑釉水瓶を初めとする多くの土器、石器などが出土した。
平出美術館冊子より
小学校の時にここに来て写生した時はこんな風に底が見えなかった。
普通のよどみのある深緑色の水面と辺り一面の深い緑、それから大地からむき出し石灰石の洞穴と固まりが私を憂鬱な気分にさせた。
しかし、今のこの泉の美しいこと。底まで見える事はもちろん。流れていく
川までを綺麗に磨け上げていくみたいだった。