studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

BIG HAT


長野市で開催されたフィギァスケート全日本選手権女子フリーと表彰式を見てきました。
テレビで見る事と実際に見て感じることの違いは、それぞれの選手の持つオーラ力の違いが解ることでした。最初のグループでもジャンプを次々に決め取りこぼし無く演技をする選手もいましたが最終グループになるとそれぞれの選手の個性とか持っているオーラの強さに惹きこまれます。

浅田選手の優雅さそして安藤選手のジャンプの力強さそして回転速度はやはり圧巻で特に6分間練習で浅田選手のトリプルアクセルを見た時の衝撃は強く、他のジャンプとはまるで違うジャンプという感じでした。

なぜ涙が出るのかわからない。
最初に涙が出たのは最初に滑った澤田亜紀選手(関西大学)の3回転-2回転を見たときでした。ジュニア時代は国際大会でも良い成績を出し将来を嘱望されていましたが、成長期と同時に平凡な成績に苦しみ大学卒業の今期で引退すると聞きました。
成長期に女性の体系変化が来てジュニアのまま伸びていく選手は稀で見ていくとそれぞれの体質による部分が多く残酷な宿命だと思いますが彼女の演技を見たときに全てを受け入れやれることをやり遂げた喜びを表現している彼女の明るさに感動してしまいました。

それからもちろん浅田選手です。
彼女の動きに会場が一喜一憂し最初のジャンプが決まると皆が感動で涙を浮かべている人もいました。私もその1人なのですけどその直向さに自然と心が感動してしまいました。大人になると感動できることが減ると思っていましたけど感動できる場面に逢える場所で感覚を研ぎ澄ましていければ人生も豊かになると実感します。

現地で見たフィギアスケートは筋書きの無いドラマであり確かにスポーツ競技であると実感し技の精度や美しさや完成度を競い心身共に磨きあげた者が頂点に立てるという真のスポーツであると、感動をもらえました。

こんな多様性な娯楽のある時代にお茶の間の高感度が高い浅田選手は珍しい存在で佐藤コーチが「根性がある」とコメントした様にその直向さと意思の強さに応援する人も多く世界選手権も是非見たいと思ったもののチケットが高くて手が出そうもないかな。

だからTV観戦で応援します(たぶんね。でも行きたいな)