studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

ISOUする家 明日は引渡し


30代の暮らす総二階棟は生活を楽しめる空間になっています。





明日の引渡しに備えて写真撮影と最後のチェックに行ってきました。
短期集中でよく通ったなぁ〜と感慨深い帰り道でした。







いつも気を使ってくださる施主さんのお母さんはなんだか寂しそうでしたけど人好きな施主さんは来年は農家民宿を頑張ると早くも来年のことを考えている様子でした。



念願の南の庭に向かう住居は容積も小さくて床下に置いた蓄熱暖房はかなり効果があると思います。基礎断熱で床下全体を暖め床5箇所に開けたガラリから温風が出ます。

明日からここで暖かく暮らしてもらえるのが何より嬉しく感じます。

60代と90代の暮らす平屋棟は生活の機能と動線を重視しています。
介護用ベットから水周りへは一直線で行けるように考え並んでいます。
介護する空間は人によっても時間によっても異なり、また状態によって必要な手すりや空間が刻一刻と変化していくものです。だから誰にとっても(ユニバーサル)安全で安心して使えるようにと考えています。介護する側もしてもらう側も大変な苦労ですがそれが少しでも軽減できるようになればと思いました。一定の動線と通路を確保するのは第一条件です。