studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

線を通すこと


高森町のレジェンドではアンカーボルトの検査が完了し立ち上がり基礎のコンクリートの打ち込みが終わりました。現場監理を丹念に行うことは設計事務所の重要な仕事です。






豊丘村のISOUする家では内外左官工事中です。

塗り壁や構造用合板に塗装した壁には角がある。それは線の美しさを強調した直線的な日本の美しさでクロスと根本的に異なるところです。

内部に朱の弁柄で色を調整した柿渋を塗りました。日本の色です。

この週末は東京へ建築写真の勉強に行っていました。建築写真は直角・垂直が生命とも言えることですが私の使ったカメラはRICOHGX100なので補正機能がありません。こういう写真をPHOTOSHOPなどのソフトを使い補正しどれだけかっこいい写真にするか・・そんな部分を学びました。
この教室には只者ではないっ建築家の方々も居たりして自慢の作品を自ら納得する写真として残したいというこだわりの中で正にプロ並みの機材とプロ並みの補修術そして撮影に備えた完璧な納まりと・・なんだかすでに芸術の世界です。
直線とパースペクティブな3本線で構成されただけの写真でもその作品の世界観が出てくるんです。旨いスケッチと同じで少ない線ほど物語るなぁと学びました。
ちなみにロジオさんのカメラはCANONの一眼そして補正レンズなので下の写真のようなゆがみはあまりありません。
今回は村野 藤吾さんの目黒区役所を題材に写真を撮影しまくりました。
→補修前


今回の東京ではワタリウム美術館でルイス・バラガン展をGAギャラリーでは現代の建築家15人の最新作展を見学しました。
ルイス・バラガン展は実は評判は芳しくは無いのは知っていましたが個人的には日本の色と文様について思考している時期に見ることが出来て幸いでした。GAは成果大です。まったくいろいろが日本は生きてます。なんて感じました。
また詳細はゆくゆく書いていきたいと思います。