studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

松本駅前広場の続き

昨日、柳沢 孝彦先生の東京の事務所で法政大学デザイン工学部教授の高見 公雄先生、都市デザイン専門家北山 利彦氏のお話をお聞きしました。いずれも素晴らしい先生が見返りも求めず真剣にひとつの駅前広場について持論を語ってくれました。
「駅前広場のはなしをすると急に人が元気になる・・」ってそうなんですね。

なぜだか解らないけど話を聞いている内に「あの場所をなんとかもっと良くしたい」という気持ちがふつふつと沸き上がって来ます。
駅のあり方も時代と共に変化してきました。交通が交錯する場所としての機能を果たし誰もの通過点であった駅は現在、年々利用者が減りその存在感が薄れてきています。

しかし機能だけの存在ではなくひとつの通過点に過ぎなかった駅がこれからの時代の中で街で暮らし訪れる人々にとっても心の拠り所とも成り得る存在として生まれ変わるべきではないかと感じました。
駅前広場に行けば人がくつろぎ、集い、そして何かがある。そんなワクワクするような場所として創られていくことを願って活動しています。

それにしても駅前広場って「誰にでも関係あるけど、深くは関係ないかも?」っていう微妙な場所なんですね。でも誰もが必ずそこに降り立つとその街にしかない街のにおいを感じてしまう場所でもあります。
まさに今「脱くるま社会、それから健康長寿社会にふさわしい駅前広場」が求められているのではないでしょうか。
シンポジウムは
9月18日(金)18:30〜21:00
松本市中央公民館(Mウィング)
よろしくお願いします。

本日 有明月の家無事に引き渡しが終わりました。
こちらもまだまだ施主施工が続きます。