200年住宅?
→究極の無暖房住宅だと思う次第。
蓋をすれば自分の体温でかなり暖かい様子です。住みにくそうですけどね。
少子化の時代を迎え国の住宅供給方針は量から質へと平成17年をもって転換されました。良質の住宅のストックを目指すということではありますが実質それだけ施主の負担は増えるばかりということになります。
これから国や県の補助金を得るために必要になるのでCASBEE(建築物総合環境性能システム)の講習会は受けるつもりですけど、住宅への要望が高断熱・高気密それから性能だけになったとしたらそれは酷く寂しい限りだなぁと思います。
住生活基本法 全国計画 (2016年までの目標)
○良質な住宅ストック
新耐震基準の適合率 75%→90%
共同住宅における共用部分のユニバーサルデザイン化率 10%→25%
省エネルギー対策を講じた住宅ストック率 18%→40%
リフォームの実施率 2.4%→5%
適正な修繕積立金を設定しているマンションの割合 20%→50%
○良好な居住環境
重点密集市街地の火災に対する安全性整備率 0%→100%
地震時に危険な大規模盛土造成地の箇所数 1000箇所→500箇所
○住宅市場の環境整備
住宅性能表示の実施率(新築) 16%→50%
既存(中古)住宅の流通シェア 13%→23%
住宅の利活用期間(耐用年数) 30年→40年
子育て世帯の誘導居住面積水準達成率 37%→50%
○配慮対象者の居住の安定確保
最低居住面積水準未満率を早期に解消
高齢者のいる住宅のバリアフリー化率 29%→75%
200年住宅ビジョン
http://www.jimin.jp/jimin/seisaku/2007/pdf/seisaku-007b.pdf
それはさておき、事務所に来られる方々は若いこともありなかなか住宅にかけられる総額は厳しいものです。こうした国の方針との矛盾をつい感じてしまったりします。