studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

安曇野市で上棟しました。
とても良い天気に恵まれて良い上棟式が出来ました。

緑の中で木組みが美しいです。
気分も爽快!!


実はこの切り株の中にある動物が住んでいる・・・
素早さと毛並みからするとシマリスくんか?
冬に備えてひょこひょこと栗を集めているなんて健気な。



ほらら4こ乗せてあるけど、これは痩せているからか食べなかった栗らしい。


周辺の空き地にあったきのこ・・(大工さんがくれた)
実はちょっと心配だ・・・

もの凄く沢山とれたので大工さん7〜8人には分配され・・でもってわたしら明日様子を伺ってから食べることにします。。(臆病なもので)やはり安曇野って自然と人の生活が調和していて良いなぁ〜
そして新しい人を受け入れて一緒に生きていこうとしてくれる気概がある。何処に行っても暖かさと人の勢いみたいなものを感じる。

 ここの森も草もここ数十年で植生してきたものだけど人が心地よく感じる場所だ。ひょろひょろと延びた木は殆ど伐採されている周辺の宅地を見るにつけ周囲の樹木のお陰で人間の営みと自然が調和することを快く感じながらも色々と葛藤も出てくる。

でもここはこれで間違いなかったのだと思った。低い屋根が勾配成りに高くなりその背景には更に高い樹木が残っている。

自然の中で生活するイメージを残すことを主張することは実は設計する者のエゴではないかと思うこともあるけれど、その場所で感じた直感を大切にしたかった。
理路整然と並び立てること。そしてコンセプトから作ること。
色々なことがらに縛られながらトライしてまた挫折感を感じて再びやっている。
先日軽井沢で新進気鋭の建築家と言われるN氏の設計したギャラリーを見た時コンセプトに押されて消えてしまった何かを見た気がした。
直通する通路そして異なる素材。異なる見え方・・そのコンセプトの中で消えてしまった間と対流していく時間を感じた。
その場の直感から建物を創ることは時に時間が必要な時もある。直感は実はどれだけ自己体験をするかにもよるのではないか。そうした時にはほとほと困る。本当に頓挫し何も出てこない。

でも。
きっときっとたどりつく。

追伸
いえづくりはやっぱ楽しく。最近それを忘れてました!苦しいことばっかりで・・
でも今日は楽しかった。そして広島からのメールにも打ち合わせが楽しかったとあった。
何よりそれが嬉しいなぁ→単純なんですけどみんなきっとそう。