studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

長野市で上棟の日でした。
お昼はカレーを用意して頂きすごい人数のお昼・・とても賑やか・・

今日は総勢40人位居たような気がします。
「ここは幼稚園か??」と大工さんが叫んでいました。


いつも子供達とご近所の人が沢山集まる家。
この家族ありきのこの家です。

セカンドリビングで階段が2つ
中と外階段がありいつも自由に出入りし中でも外でも遊べるような家なのです。





PHOTO BY RITSUKOsan

子供達も手伝って作ってくれたカレー
とても美味しく頂きました!!

多忙な中いろいろと準備も大変だったと思いますが、あの大人数のお相手で今頃ばたんきゅーなのでは?なかろうかと・・・
1日外にいると楽しいけど身体はへとへとですね。
久しぶりのおSOTO1日。
ゆっくり眠れそうで〜す。

何かを創りだす仕事

2ヵ月ほど前のこと・・
近代建築調査の聞き込みで木曽路を走った。
もうとっくに忘れていたけれど、父は私が小さいとき看板を描いていて
木曽路には父の字体で数カ所看板を見ることがあった。

幼い頃は何かしら嬉しくて確か社会に出た頃その看板は父の字体から新しいものに掛け替えられた。でもデザインは全く同じで。

木曽路を走りながらそんなことを思いだし、古い字体の看板をひたすら探す自分が居た。
どこかにあるはずだと
くいすがるみたいに探している自分に気がつくと人が残す物について考えてみたりした。

建築は小さな子供が大人になってもずっと残っていくはずのもので、例えば自分が居なくなってもその子達の暮らしを守っていく器になれば自分が生きている意味もあるのかもしれないとふと思ったりする。

外に居ると大きくなるリンゴの木や花が咲くドクダミ・・いろいろな生を目にして
生きることそして死ぬことなんて少し考えたりした。
住宅を建てて何かが生まれていく。それもまた生のひとつ。

生命力のある建物を。
何かしら・・わからないけどそう感じた今日の建前だった。