studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

一昨日と昨日は雪が降っていた松本地方。もしかして今年一番の冷え込みだったのかも?
松本の寒さ・・昨日の予報によれば最低気温−9℃、最高気温0℃。これは・・と思いセーターを3枚着てました。

真冬の上棟・・でも春には新しい命がやってくるので実は少し工事の方は急いでいます。

しかし幸いなことに今日は晴天で、昼間は暖かくなり無事に上棟が出来外での食事も美味しく頂きました。偶然にもお手伝いの大工さんが現場の直ぐお隣というくらいの近くでいろいろとお世話になりました。




上棟の際、頭を駒形に切った棟札は工事の安全や家の繁栄などを願って奉ります。今日は棟梁が左に「五帝竜神」右には「岡象女神」と書いてくれました。これはどちらも鎮火防火を司る神とされています。今日の棟梁祝詞の声も麗しくとても清々とした上棟式でした!

近代遺産調査で見つけたある棟札には「天長地久」と書いてありました。これは孔子の言葉で、天地が永久に不変であるように、何事も変わらずに続くようにという願いが込められているそうです。

上棟式ではこの「天長地久」と「千歳棟」「万歳棟」「永永棟」という掛け声と共に大工さんが玄翁で床を打ちます。
以前は上棟式に棟木を打つ時にはこの掛け声と共に釘が打たれたそうです。