ミュゼふくおかカメラ館
石川の帰りに寄ってみた富山の高岡市にある安藤忠雄設計の小さな美術館。竣工したのは平成12年で私が以前訪れたのは竣工直後だったと思う。一階から二階へと続くゆるやかなスロープが展示スペースになっていてコンクリートの肌の質感も心地よい空間だ。
しかし今回驚いたのはコンクリート打ちっ放しの壁面はどこもまだ竣工したばかりのように美しく、管理してくれている人たちの愛着を感じさせた。
ここのトイレが好きだ。女子トイレを優遇してくれているのだ。
中に男子トイレ(採光殆どナシ)一方の女子トイレはそれを回廊のように取り囲み光の変化を楽しみながら期待感で一杯になる楽しいトイレだあーー。と思う・・
これは形を単にそぎ落とす事だけが意図ではなく、女性がカメラ館に来て嬉しかったという気持ちを持つようにと考えられたような気がする・・そういえばロジオ氏は古いカメラを見てあれこれ言っていたが私にとってはスッと通り過ぎるだけのモノだ・・・
しかしここのトイレと場所性はかなり好きだ・・
あ〜またしてもやられた!綺麗なコンクリートの肌の質感と共に心地よい満足感。